研究室紹介

概要

今後の情報化社会を支えるネットワーク技術 (マルチメディアネットワーク,ネットワークセキュリティ及びネットワークアプリケーション) の研究を行っています.特にコンピュータウイルス関連の事柄に関して, 理論レベルから実用レベルまで幅広い研究を進め, 未知ウイルスの検知・駆除の研究成果では,その独創的な研究成果が学会においても高く評価されています. それゆえ以下の機関より,優秀研究として選抜され研究資金が提供されました.

また,インターネットを経由して遠隔にあるパソコンを操作する遠隔サポートの研究では, 世界的な大企業や地元企業さらには他大学と積極的に共同研究を進めています. これらの成果により,2005年4月から岩手大学発のベンチャー企業が発足いたしました.

研究スタイル

現在のネットワークの研究では, 技術の高度化が進展すると共に開発規模が大きくなり個人で実施することが, 難しくなっています. このため,当研究室では企業と連携しながら研究を進める方法を採用しています. この仕組みを導入することにより,中央の大学でも取り組むことが出来ない程の大規模な研究を可能としています. すなわち,技術の目標を企業と学生達が協力して解決していきます. 週1回の定例ミーティングでは,研究経過を発表するようになっています. 今週の進捗を発表し,次の週までにやるべき目標を定め, 教授に知らせると言う進め方を採っています. この手順をこなしていくことで自然と力がついていきます.

求める人材

最近では,どこの企業でもネットワークの技術が求められるようになっています. したがって,ネットワークの資格を取得したい, 将来ネットワークの研究職に従事したいと希望する学生には最適です. この研究室の卒業生達もトレンドマイクロ,キャノン,大日本印刷,三菱電機等の最大手から ICSのような地元の企業まで種々の企業の研究職として活躍しております. 特に大学院の修士課程や博士課程に進学する方は,積極的に当研究室に応募して下さい. この研究室では,助教や先輩から言われたことをただやるのではなく, 自分で考え,行動する力が求められます. 複雑なネットワークシステムの研究開発に従事しますので,以下のような方の応募を歓迎します.

その他

研究室のスタッフは厚井裕司教授,中谷直司助教,萩原由香里 技術職員で,いずれも温厚な方々です.また学生の大部分は大学院に進学します.